土と髪の毛

昨晩髪の毛を切った。というかバリカンで丸坊主にしたのだが、その切った髪の毛をこっそりとお風呂場の窓から裏庭に捨ててしまった。自分は床屋もしくは美容院に行くのが嫌いで、ここ何年間ずっと自分自身で髪の毛を切っている。この家に引っ越してきたのが去年の夏なので、ということはお風呂場の窓から髪の毛を捨てつづけてかれこれ一年以上経つことになる。
窓から捨てられた髪の毛は、あたり前だが裏庭の土の上に一年分山盛りになっているわけはない。でもよくよく確認したことがないのでもしかしたら一年分とまではいかないが結構の量の髪の毛が土の上に残っているかもしれない。自分の身体の一部がじめっとした裏庭の土の上にいっぱい散乱していることを想像すると、何か捨ててしまいたい自我の塊がいつまでも消えることなくドンドン積もっていく気がして、これはやばいと思い今朝裏庭を確認してみたら、昨日の夜捨てた分の髪の毛しかなくてとてもほっとした。
思考の脈絡はないかもしれないが、人間なんかたいしたもんじゃない、そんな言葉が頭の中をよぎったのである。
(イッセイ)
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