stumps

Gallery Stump Kamakura は、複数の美術家たちで運営しているアートスペースです。2006 年5 月に神奈川県鎌倉市にある一軒家を改築し、設立しました。スタート以来、展覧会活動などを通じて、世代や分野の垣根を超え、ものと人、人と人との交流の場として機能しています。2008年現在では運営するメンバーの数は10名に広がり、更に多様な方向を思索し邁進中です。

土曜日, 3月 17, 2007

最近みた諸々

VOCA2007展」を上野の森美術館へ見に行く。若い美術家さんたちの感覚が良い。知り合いも何人か出していて楽しんで見てきた。
ヴィジョン・オブ・コンテンポラリー・アートと名付けながらも平面作品に限るのには、賛否両論あるだろうけど、やっぱり日本人は絵が好きなんだな、と思う。僕も好きだ。会場で出品者の田口和奈さんを見かけ談笑。
隣でやっていた「田中功起ショー」も面白かった。ここのとこよく見かけることの多い作家さんで、他でもいろいろ言ってるから省くけど見てて飽きない。説明づけられないような、共通身体感覚が武器なだけに、見る人を選ばない単純で小さな快感が続いてく。
僕が言った時はいなくて残念だったのだけど、今回の展示は反省会と銘打って何日かに渉ってイベントがある。行く方は是非その日程に合わせて行かれると良いと思う。
その後、六本木へ行って新しくできた新美術館へ、「20世紀美術探検」展を見に行く。一言で言えば、見づらい。説明ないまま強引な作品選定と配置に思えた。壮観な20世紀美術が展望できると思って来た人は混乱しちゃうんじゃないか、と余計な心配をしてしまう。
その後、新宿へ行って、本屋などをプラプラする。いやぁ、やっぱり都会の本屋は品揃えが豊富だ。雑誌などのバックナンバーが通して見れるのは助かる。
その後、新宿からバスに乗って愛知県の岡崎市へ。「森としての絵画」展を見に行く。
深夜バスなので朝着く。寒い。到着するとまだ5時なので、仕方なくモスバーガーで暖をとった後、岡崎城へ。小さい城だけど、やっぱり城は頼もしい。建造物ってのは誇りなんだなぁ、としみじみ思いながら徳川家康が生まれた城の周りをウロウロしていると、場内にある看板によって近くにカラクリ時計があることを知り見に行く。
朝9時ジャスト。城内の広場中央にある大きな柱の上部の時計がパカっと開き、なんと中からミニ家康様が扇を持って現れる。時計内部から発せられる「イヨォーゥ、イヨォーゥ、ッポン」という能のリズムに合わせて、家康様が体をくねらす。次第にリズムが盛り上がってきたところで、突如として家康様のお胸がパカリと開き、中から能のお面が飛び出した。シャキーンッて具合に能面は家康様のお顔に張り付いて、家康様グレードアップ。ますます盛り上がるリズム。メカ家康様かっこいい。
早く着いて良かった。
その後美術館へ向かおうと、道を聞くと何人かの人が「あっちだ」って言ったり「こっちだ」って言ったり。バスの運転手に聞いてもそんなだから「変だな」と思ったら、どうやら岡崎市には岡崎市美術館ってのと、岡崎市美術博物館ってのがあるらしい。わかりにくい。行こうと思ってる人は間違えないように気をつけて下さい。
無事に岡崎市美術博物館に着いて見た「森としての絵画」展はとても面白かった。出品している作家や作品のバランスが良く、新世代作家の作品が新鮮だったのに対して、旧世代作家の作品も同じようにとても新鮮だったのは、展覧会名が示す通り、木一本一本というよりは、相対した「森としての」見え方のようだった。
とりあえず僕的には昨年末に大阪へ見に行った絵画展よりも楽しんで見てきた。オススメします。
僕は久しぶりに良いもん見たな、っていう満足感でもって、そのまま名古屋城へ行き、ミソカツ食べて来ました。満腹です。強いて言えば、密かに楽しみにしていた「名古屋の方はミャーミャー言う」という噂の真相は確認できませんでしたが、それはまた次回。
(村山)