ジャングルブック終了
先週、無事に全ての搬出を済ませ、泉太郎とテレビたちは帰っていきました。
僕が最初に白坂さんと二人で泉さんのアトリエに遊びに行ったのが、ちょうど一年前くらい。
それから徐々に徐々に話しが転がって、メンバー共々、様々な方たちと会ったり話したり、協力を得て展覧会を開催することができました。
というか、ほぼ僕は見てただけ状態、ってくらい、いろんな人達の様々な働きに助けられました。
最後の最後は結局時間に追い詰められての作業となりましたが、そこはやはりチームワークというか、泉さんの人柄も含めなんなく乗り越えられたように思います。
そんなまさしく最後の最後って時の話ですが、
展示準備のために前の日から泊り込みで作業を続け、ヘトヘトになっていたオープニングの朝のことです。
庭に設置予定だったはずの作品が一つ、まだ撮影すら出来ていないという状況。「どうしよ、どうしよ」と言う割には、たまらなくくだらないアイデアを次々と出し、意外と余裕そうにも見える泉太郎。
結局、当初の映像作品とは内容を大きく替えて、出来上がったのがリュックの作品でした。
これは急遽Stumpの庭で撮影した作品で、何段階かに分けてリュックがうなだれていく映像とともに、泉本人の音声も段階を経てうなだれるようにトーンが下がっていくという内容。またこの作品は映像と音声が距離をおいて発せられているところがミソで、奇妙な異次元感を含んだ面白さを生んでいます。
あのくたびれきった朝に、このうえないほど自然体で乗り切った出力作業は「火事場の馬鹿力」などと呼ぶほどエゴイスティックなものではなく、ある種の「悟り」をひらいた瞬間を垣間見たように思いました。
*
こうして楽しかった時間が過ぎるのを思うと、なんだか夏休みが終わったような気になってしまいますが、いやいや、まだまだこれからですね。
泉太郎も秋に向けて個展やグループショーが目白押しですし、stumpも次回展覧会に向けて動き始めています。
最後になりましたが、暑い中ご来場の皆様、どうもありがとうございました。
どうぞこれからもお楽しみに。
(村山)
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