stumps

Gallery Stump Kamakura は、複数の美術家たちで運営しているアートスペースです。2006 年5 月に神奈川県鎌倉市にある一軒家を改築し、設立しました。スタート以来、展覧会活動などを通じて、世代や分野の垣根を超え、ものと人、人と人との交流の場として機能しています。2008年現在では運営するメンバーの数は10名に広がり、更に多様な方向を思索し邁進中です。

月曜日, 12月 15, 2008

横浜や岐阜へ

うぅ、さむ。
すっかり冬だ。

寒いは寒いのですが、僕は冬は好きですね。
家の中でぼーっとしているのが好きですね。
相変わらずうちの中でも息は白いのですが。

ちょっと、ストーブが小さいんじゃないかな。

そんな中で最近はあまり外にも出ませんで、見逃してしまった展覧会も多いですね。あちゃー、と後悔しています。
それでも先月末は、なんとかすべりこみで横トリに行ってまいりました。前評判をそれほどよく聞いていなかったせいか、とても楽しんでこれました。出品作家の中にはその出展態度に疑問を感じるものもありましたが、全体的な枠組みと方向性は派手さがないぶん、明瞭に感じました。バラエティの豊かさを示すものでもなく、キャッチーなお祭り騒ぎでもなく、頑固で真摯な姿勢には好感が持てました。ただ、タイムクレバスを覗いた向こうに、もう少し未来の種がボンヤリとでも見たかった気持ちはありますが。
 また展示作品の中には全く意味の分からないものも多かったのですが、情報過多によって世界が均一化してきている、なんてよく言われる現代において、意味の分からないことは重要なことのように感じましたし、また、そうした意味のわからない根っこの差異がしっかりと見えるのもこういった国際展の醍醐味でしょうね。「全く意味分からんけど、なんかあるんじゃないの、これ」的な作品に出会えたら最高なんじゃないでしょうか。僕は一人で行きましたが、会場には友人同士で「意味わかんねー」と連呼しあうグループがいました。あれはあれで楽しそうだなぁ、と。

それからこちらもすべりこみ。岐阜のギャラリーキャプションへ、深夜から深夜へとバス旅行です。一日だったけどここんとこ忙しかったので、良い息抜きになりました。おめあての展示は河田政樹さんの「つきかげ」です。作品というのはその置かれた場所性とは切っても切れない関係があるものですが、この作家さんにかかればどんなスペースも心地よい響き方をするように思います。「つきかげ」とは辞書でひけば「月の姿。もしくは 月の光。」のことみたいですね。つまりは影と言いながらも光なわけですが、それは虚を実として浮かびあがらせるような、まぁ、背景音が意識下で大きくなる感じというか、まぁ、作家さんの言う「アンビエント」な美術をきれいに丁寧に伝えている言葉だな、と感じました。作品の見た目以上に、本当にきれいで丁寧なのはその視点ですね。

さて、関東に住んでいるとわからないですが、岐阜は名古屋からすぐなんですね。なので高速バスも名古屋着、名古屋発、ついでなので、愛知県美術館のライオネル・ファイニンガー展へ行ってきました。そして、下の美術図書館がなかなか充実していたので、入り浸ってしまいました。倉庫の奥からparkettを80冊とか頼んで出してきてもらって、ずっと読んでました。英語読めないんですけど。。

そして当然、味噌カツを食べ、無事に帰郷、というか、そのまま出勤。
帰りのバスの隣の方がかなり大柄な人で、僕が少し遅れてバスに乗ると、僕の席の3分の1くらいはすでに埋まっていたんですが、あれってどうでしょう。

(村山)